普通ということの危うさ

「"普通"言うかなぁそういうこと」、「そのシチュエーションでそれは"普通"やらないでしょう」、「考え方が"普通"じゃないよね」、などなど。 仕事上の成り行きで「普通」という言葉を連発する方とお話させていただく機会を得た。 世の中で健全に生きていくためには、この「普通」と上手に付き合っていくことがなにより大事な心構えである。

そして、加齢とともにその思いは強くなっていく。私も20代の前半までは「自分の言動=普通」という、誰もが安易に嵌りがちな思い込みにとらわれて何度も苦労させられた経験がある。とはいえ全ては自業自得の範疇なのだけど。 「普通」を使うときは気をつけなければいけない。「普通」はどんな時も自分の外側にあるもので、決して自分とイコールではないということを。自分ではオシャレだと思っていても他人からしたら、ひどい格好しているな、ということもありえます。オシャレが普通、他人からしたら格好の悪い服装。